LEVEL 2. 中級
|
対象レベル
このレベルは、英字新聞やCNNのウェブサイトの一般向け記事が、辞書なしで7割くらいわかる人までが対象です。 辞書なしで8割以上わかれば、次のレベルに進んでもいいでしょう。
TOEIC だと 470〜730点ぐらいがこのレベルの対象です。
ただし、読めるけど、話せないなど、弱点のある人。 つまり、「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」の能力が極端にアンバランスな人は、このレベルに入ります。
ポイント
この段階での学習のポイントは2つあります。1つ目は、インプットのスピードアップ、もう1つは能力のネットワーク化です。
能力のネットワーク化とは、あまり聞かないことだと思いますので、先にどういうことか説明します。
人間の頭の中では機能ごとに使われる場所が決まっており、例えば言葉の聞き取りを行う部分と、言葉を喋る部分では、脳の違う場所が使われています。 そして、この間は神経でつながれているわけです。 ネットワーク化とは、異なった機能をできるだけ同時に使用して、この神経のつながりを太くしていこうというわけです。
能力のネットワーク化のポイントを説明します。
情報のやりとりを説明するときに、よく「インプット・プロセス・アウトプット」という分け方をしますが、情報は主にこの順番で処理されます。 インプット、プロセス、アウトプットがそろって、はじめて英語という情報をスムーズに処理できるわけです。
そこで、ネットワーク化のポイントは、インプットとアウトプットの組み合わせがいいのです。 「インプット・プロセス・アウトプット」の両端を鍛えるということは、プロセスを刺激して鍛えているわけです。
頭(プロセス)の中を直接鍛えることはできないので、頭から外界への出入り口を刺激して、間接的に頭を鍛えているわけです。
具体的には、英語の「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」といった能力をネットワーク化していきます。
組み合わせとしては、次の表の6種類になりますが、まず、「書く」のはスピードが遅くなり、ネットワーク化に不向きなので除外します。 次に、インプットのみ、アウトプットのみの組み合わせは避けます。 下の表の赤い部分を除外するわけですね。 従って、残った「シャドーイング」と「音読」を重点的に練習します。
| 組み合わせ |
主な練習方法 |
| 聞く (input) + 話す (output) |
シャドーイング |
| 聞く (input) + 読む (input) |
テキストを見ながらCDを聞く |
| 聞く (input) + 書く (output) |
ディクテーション |
| 話す (output) + 読む (input) |
音読 |
| 話す (output) + 書く (output) |
書きながら発音する |
| 読む (input) + 書く (output) |
読みながら書き写す |
次にインプットのスピードアップについて、説明します。
インプットのスピードアップには、2つのポイントがあります。 1つは、英語の語順の通りに意味を理解していくようにすること、もう1つは、日本語への置換えをできるだけ少なくすることです。
英語の語順の通りに意味を理解していく練習としては、英文のテキストを、意味の塊ごとに斜線で区切っておき、その順番の通りに意味を把握しながら、読む訓練をします。
具体的にいうと、英語は日本語と語順が違うため、翻訳する時には、英語の語順通りではなく、どうしても前に戻って訳す部分が出てきますが、この逆戻りを避けるために、英文を区切ってしまうのです。 基本的に逆戻りせずに意味が把握できる単位に、英文を区切ります。
例えば、I go to the park. という英文は、普通に訳すと、「私は公園に行く」ですが、「公園に行く」の部分で日本語と英語の語順が逆転していますね。
そこで、「I go/ to the park.」 と斜線を入れておき、「I go …私は行く」、「
to the park. …公園に」と区切って読むことで、英語の語順通りに意味を把握する訓練をします。
日本語としては、変な訳になりますが、気にしないで下さい。 ここでの目的は翻訳ではなく、英語の語順の通りに意味を把握していくことなのです。 翻訳することは、また別の技術になります。
日本語への置換えをできるだけ少なくすることについて、説明します。
これは、英単語や表現が、ある程度馴染んできたら、自然に日本語に置き換えなくなりますが、意識して置き換えないようにすると、更によいと思います。
これに効果があるのは、実は音読です。 例えば、先ほど、「I go …私は行く」、「
to the park. …公園に」と区切って読む練習方法を紹介しましたが、「I go 」、「
to the park. 」と、日本語に置き換えるのをやめて、音読していきます。
黙読だと頭の中で、ほとんど無意識に日本語に置き換えてしまう場合があるので、音読した方がよいのです。 音読の場合、口を動かすので頭にそこまでの余裕を与えません。 仮に、頭の中で日本語に置き換えてしまっても、自分の声が邪魔して、日本語への置き換えが続けにくくなるのです。
プラクティス・メニュー・サンプル
- 最初に「読む」。 わからない単語、用法があれば、調べる。
- 英語の語順で理解できるように、意味の塊ごとに斜線で区切って、意味を捉えるように、音読する。 最後にその情景をイメージするとよい。
- 集中して「聞く」。このとき、先に区切ったスクリプトを見ながら、意味の固まり毎に、指さし確認しながら聞くとよい。
指は絶対に後戻りさせない。 なれたら指で指す必要はないが、後戻りさせないようにする。
- 次に、一文ずつ丁寧に繰り返し音読する。つまり、文字を見ながら声に出して読む。
- 次に音を聞きながら、それについて行くように音読する。 シャドーイングと呼ばれる練習方法です。
- 最後にスペリングの練習や確認の意味をこめて書き出してみる。
- 補足
文法は別に時間を設け、知識を体系的に整理しましょう。
発音は弱点を常に補強するようにしましょう。
|
|
|
ホーム | サイトマップ | 英語の学習方法 | 本・書籍 INDEX | 学習教材など | 英語の名言・名セリフ | 映画と海外TVドラマ
[このページの先頭へ↑] [←前のページ] [次のページ→]
Copyright (c) 2004 WakuWakuWeb.com. All rights reserved. 無断転用禁止